世界最大のSNSフェースブックが、検索エンジンの開発を模索しているとも一部では報道されているが、ならばライバルであるグーグルの中から取ってくれば良いのではないかということで、わざわざ候補者をリストアップしたサイトが現れた。
未来のインターネットの覇権争いが激化するシリコンバレーだが、特に人材獲得の競争は熾烈だ。グーグルが昨年の暮れに、全従業員の基本給のベースを一律10%アップを打ち出したのは、その危機感の表れでもある。
フェースブック、ジンガ、ツイッターなどの方が魅力的だと見る優秀なエンジニアが多い。しかし、本当のエースが出てくるかどうか、という点ではまだわからない。
なるべく早くやらなければ意味がないということで、方法はM&Aか、人材の獲得のどちらかということになる。検索世界一はグーグルだが、M&Aはまずあり得ない。それなら、人材獲得ということになる。
SERAVIAによると、グーグルは検索に関して2万5000件以上の特許があり、多くのエンジニアが特許を持っているという。個人で数十個持っている社員もいるそうだ。
ただ、そうした社員は創業期から在籍し、会社への忠誠度も高く、引き抜きは難しいと同サイトは見ている。
そこで年齢的にも若く、さらには同社がIPOした後に入社した若手の有望エンジニアを取ればどうかということで、次の10人がリストアップされた。要はIPOで釣れということか。
◆リストアップされた社員(氏名、特許数、職種)
モーリーン・ハイマン 12 テクニカルリード
ホイ・タン 12 エンジニア
アレクサンドル・クジョコフ 12 エンジニア
オサール・ハンソン 10 テクニカルリード
アレクサンドル・コモロフスキ6 プロダクトマネージャー
カチョリア・バルン 6 テクニカルリード
トミスラブ・ナド 6 サーチクオリティエンジニア
ヴィダ・ハ 6 サーチクオリティエンジニア
ロベルト・バヤルド 6 リサーチデータマイニング
フー・ニン 6 モバイルサーチクオリティ