米国債を1段階の格下げ(S&P)

 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズは5日、米国債の長期信用格付けを「AAA」から1段階引き下げて、「AAプラス」にしたと発表した。格付け会社による、米国債の格下げは初。

 発表では、理由を現政権の運営や実行力にあるとし、2年以内に赤字削減が進まなければ、さらなる格下げもあるとの見通しを示している。

 8月2日がタイムリミットだった連邦債務上限の引き上げは、与野党の合意で何とか踏みとどまった米国。財政赤字を10年間で最大2兆4000億ドル削減することを目標としているが、この実行力に疑問符が付けられたということになる。

 週明けには、米国株、ドルなどが売られることが予想される。

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