長者番付世界一の大富豪カルロス・スリム氏が、わずか4日間に約80億ドル（約6300億円）の損失を出していたことが5日わかった。
ロイター通信によると、7月29、8月2、3、4の4営業日でスリム氏の株式資産が、10％以上も時価総額が減少したという。
米国株が下げたあおりを受けて、メキシコの株式市場も同様の下げとなり、アメリカン・モバイルなどを中心に下げた。
大富豪にはよくあることだが、大不況などで株式市場が冷え込むと、資産が大きく減少する。株式市場が良くなれば回復するというサイクルを繰り返す。スリム氏の全資産は約7兆円のため、まだまだ余裕だろう。
カルロス・スリム氏
