サッカー女子日本代表「なでしこJAPAN」の一員、丸山桂里奈さん(28)が8日、東京・千代田区の英国大使館で行われた、「ワンライフ・プロジェクト」発足記念会見に出席し、近況が忙しいが発売したCDについて「私は音痴です」と告白したり、また、映画を観たことでロンドン五輪への勇気をもらっていた。
同プロジェクトは、ドキュメンタリー映画「ライフ ―いのちをつなぐ物語―」(BBC制作)のメッセージに賛同した英ファッションデザイナー、キム・ジョーンズ氏が発起人となり、未来へ力強く生きて欲しいというメッセージを発信していこうと発足したもの。
丸山さんは「とても感動しました。このプロジェクトが生きるエールを伝えるという事で私もその中の一人になれたらと思いながら来ました」と感想を話した。ともに出席した歌手VERBALさんは「今回はキムの企画に賛同してやってきました。本当に素晴らしい映画でした」と話した。
会見で監督、澤選手、自身を動物に例えると何かと問われて「映画を観てチーターに似ていると思った。監督は象かな。映画でも象の家族愛が描かれていて、今回のワールドカップを私たちをまとめている姿と重なった。澤さんは…イルカで!見た目は優しいけど、内面はすごい獲物を狙う闘争心があるので、そこが近いと思います」と話した。
また、近況として丸山さんはCDを発売したことについて「私は音痴で申し訳ないんですが、代表でバースデーソングを歌っているのがきっかけで発売させていただきました。
周りから聞いたと言われて嬉しいです。また、最近の自分自身の環境についてですが、しっかり仕事もして、今以上に責任感を持って生活をしています」と語った。
サッカー以外でも多忙な中、すぐにロンドン五輪への予選が始まるが「次はロンドン五輪に目指し、予選を頑張る事が目標です」とした上で、女子スポーツの支援を行っていくことを国が表明したことについて「女子サッカーは生活しないと出来ない。今回の優勝で注目してもらっているので、今後サッカーに集中出来る環境つくりをしてくれたら嬉しい」と語っていた。