空気の読めない勝ち
指原さんの公式ブログより
勝負事には時々、説明がつかないような出来事が起きる。それが、じゃんけんのような偶然ならなおさらだ。
昨年9月21日、東京・日本武道館。じゃんけんの大会で聖地を貸し切るとは何事か、と一部では批判されたAKB48じゃんけん選抜。シングルの選抜を賭けて、少女たちの手からは入魂のグー、チョキ、パーが繰り出される。現場に居合わせた、にわか勉強の報道陣たちも、異様なほどの盛り上がり状態にいつしか引き込まれていたという。
第2回選抜総選挙で1位となった大島優子さんの対戦相手になったのが、「ヘタレ」と呼ばれる指原莉乃さんだった。
大島さんに深々と頭を下げ、そして観客席に、土下座をし額を地につけた。本当に勝ってしまった。芸能界とは、生き残るためには「負けるが勝ち」を実践する場でもある。それをガチで勝ってしまったのだ。芸能界的には「やってしまった」なのだ。
同じ太田プロの先輩・後輩の間柄。じゃんけん選抜の密着映像である「指原莉乃のリアル」では試合前に「優子さんに勝って、2回戦で負けるのがおもしろいじゃないですか」と語っていた。
そのまさか。実際、その通りになってしまった。