菅直人首相が「週刊朝日」(8月19日号)の単独インタビューに応じ、退任時期についての質問を受けているが、明言はしなかった。首相が週刊誌の単独取材に応じるのは異例のこと。
ぶら下がり会見を行わず、自分から発言したいことがある時だけ会見を開くために、逃げ回っているとされる菅首相。ぶら下がり拒否の理由の一つは退任時期を聞かれるのが嫌だからとも言われている。
そして、自身への風当たり、現在の永田町の空気をわかっていないわけではない。「理由はともかく、菅直人を降ろしたい。残念ながらそういう力学がかなりの力で感じられます」と察している。
そして、最後に退陣の時期を聞かれ「総理である以上、いずれ去る日が来るその時まで、言うことはいい、やるべきことはやりぬきますよ。どうにか原子力行政の抜本改革の道筋はつけたい。これがいまの率直な思いです」と、かわしていた。