東京電力が9日発表した、11年4～6月期の連結決算で、損益が5717億円の赤字になった。
5717億円のうち福島第一原発の賠償費用など5032億円の特別損失を計上している。12年3月通期の予想は、先行きを見通すことがたいへん困難だとして未定とした。
賠償については、原子力損害賠償支援機構が設立されるが、西澤俊夫社長は「なるべく支援を少なくする方向で（合理化などで）努力をしていきたい」とした上で、「債務超過に陥ることはない」との認識を示した。
また、合理化について資産売却は第1四半期までに、115億円進んでおり、カナダのウラン開発会社などを整理したにとどまっており、これから本格化させていく。{IMG:6178C:C}
