投資家の不安心理を指数化したVIX指数が8日、急騰し48.0で取引を終えた。指数は歴史的な水準となっている。
米国債の格下げから、NYダウが600ドル以上の下落となったことを受けて、先行きには世界経済への不安が高くなっていることを現している。
過去には97年10月のアジア通貨危機では38.20、01年9月の米同時多発テロでは 43.74。また、03年3月のイラク侵攻では34.69となっている。
VIX指数とは、シカゴ・オプション取引所が作り出した「ボラティリティ・インデックス」。オプションの値動きを元に算出され、投資家心理を示す。
9日の大阪証券取引所のVIX指数は、前日比460(4.74%)高の1万160で取引を終えている。