米大手ヘッジファンド会社シタデルインベストメントが、投資銀行業務参入を断念したことが11日わかった。
NYの各メディアが伝えたところによると、シタデルはオンライン証券のイー・トレード・フィナンシャルに資金を拠出し、約1割の株式を保有し取締役も派遣している。
だが関係者が語ったところによると、思ったように事業は振るわずに依然として状況は厳しく、投資銀行部門の人員の解雇を進めて、売却を検討しているのだという。近く発表される可能性があるという。
シタデルの創業者ケネス・グリフィン氏が、ゴールドマンサックスのような投資銀行、証券業務などを行う総合金融会社を持つことを長年の夢として目指していたが、これで実質的に夢が潰えたことになる。