英国の14歳の生まれつき左腕がない身体障害者の少年が、F1のメルセデス・ベンツの監督あてに義手を提供して欲しいとの手紙を送り、超ハイテクの義手が完成した。
英デイリーメールによると、この少年は大のF1好きで、メルセデスベンツの監督に直筆の手紙を送ったそうだ。自分の義手を開発してもらえないか、その代わりにロゴなどの広告を入れるという申し出だった。
手紙はメルセデス・ペトロナスのロス・ブラウン監督が実際に読んだそうで、タイチ・バイオニクス社が趣旨に賛同して開発し、その費用は5万7000ドル(約437万円)になったという。
表面の材質は主にプラスチック、シリコンが使われている。そして、新しいのがどの指も個々にモーターが搭載されているために、独立して動くことが可能な点だ。
少年は義手でOKサインを作ったり、一眼レフのカメラを構えたり、ボールをキャッチしたり投げたりすることもできるそうだ。