急騰の金相場で、銀のような暴落はあるか

 ニューヨーク商品取引所の親会社CMEは先日、金先物取引の証拠金を22%にまで引き上げたものの、金先物価格は連日のように最高値を続けている。5月の銀相場同様の暴落があるのかどうか。

 今年5月の証拠金引き上げによる、銀の暴落は記憶に新しいところ。そろそろ、金も暴落かと思いきや、そうなる気配がない。

 銀の時は4月29日、5月2日と2回の引き上げ。4月の終わりには1オンス=50ドルの史上最高値水準にまで高騰、約半年で2倍になったほどだった。ただ、この措置は効果を発揮したようで、歴史的な大相場は5月で終了した。

 追加の証拠金引き上げ、プロが一足早く売って退散という手じまいシナリオも十分に考えられる。しかも金自体は流動性が少ない。NY商取の金先物出来高は16日で、43万7250枚で過去最高。しかし、これはわずか6分間で取引される米アップルの株式数と同程度だと、投資週刊紙バロンズは報道している。

 また、シンガポール在住の著名投資家ジム・ロジャーズ氏は、近況の金相場で今は買い時ではないとして、追加で購入していないことを明かしている。

 今、参入すべき市場かどうか。いざという時に逃げ切れなければ意味がない。度胸試しの局面でもある。

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