日大三高優勝に見る打撃練習の経済格差

 全国高校野球選手権大会は20日に決勝戦が行われ、日大三高(西東京)が光星学院(青森)を11-0で下し、10年ぶり2度目の優勝を果たした。日大三は全6試合すべてで2ケタ安打を放ったように、夏場は打撃力がモノを言う。選手の能力や打撃練習の成果とともに、バッティングマシンを何台持てるかどうかという経済力も影響してくる。

 バッティングマシンは競技者が使うものは1台で100万円以上のものが多く、しかも2年前後でベルトなどの部品交換が必要。さらには、強豪校などでは使い込むために消耗はもっと早いともいう。メーカーによると、プロ球団で使っているものには、数百万円の機械もあるという。

 ちなみに日大三は3台を室内練習場で使用しているという。

 高校の野球部でそれを複数台所有するのは、なかなか厳しく、公立高校では難しい。関西の私立強豪校OB(投手)は「打撃はマシンでどれだけ打ち込めるかだと思います。公立の選手はそれが足りないので、速いボールがあれば大体抑えることができます」というように、差があるようだ。

 理想は人数分マシンを持つこと。ただ、さすがにそれは理想であって、日大三の場合は野球部の寮に併設された室内練習場に3台あり、選手たちが奪い合うように練習するという。

 最近のマシンは高性能で、時速150キロ以上の球は出るし、変化球、高低差、角度の調節もでき、さらにプログラムでそれらを調節できるのだという。

 とりあえず速い球、一通りの変化球の軌道は目と体が慣れることができるのだ。強豪校はまず複数台持っており、学校やOBたちが力を入れているかどうかは、バッティングマシンの台数にも現れる。

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