米格付け大手S&Pのトップ交代

 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)のデブン・シャーマ社長が退任し、シティバンクのダグラス・ピーターソン最高執行責任者(COO)が就任することが23日発表された。かねてから格付け会社の独立性は得年と議論されてきたが、米国債の格下げ直後というタイミングだけに、また大きな議論となりそうだ。

 発表はS&Pの親会社マグロウヒルが行ったもので、今回の人事は米国債格下げの以前から検討されていたことなのだという。

 シャーマ社長が就任して以来、07年の住宅ローンの担保証券(MBS)の格付けでは、米司法省から立ち入り調査を受けたこともあった。

 米国では07年に「信用格付け会社改革法」が施行され、民間格付け会社もSECなど当局の検査を受けることにもなった。また、(経営のために)契約者には甘くなるのではないか、国有化すべきという意見がある一方で、格付けの独立性を担保すべしとの意見も出ていた。

 どちらの言い分も正しく解決できずに来た中で、米国債の格下げ。その直後のトップ交代。どんな思惑、もしくは圧力? があったのだろうか?

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