ロシアの刑務所では、スシ、シャンパン、ワインなどが出されていた、と元受刑者が驚きの証言をしている。
モスコウスキー・コムソームレーツ紙の取材に、元男性受刑者が応じたもの。この元受刑者は「ホテルのような夜を過ごすことができた」とまで語っているほどだ。
元ロシア国家のアシスタントとして働いていた男性は横領を行い、2006年に懲役9年を言い渡された。多くの人が苦痛を味わう刑務所のはずだが、刑務所内では「お金が唯一の言語だった」とまで言う。
証拠写真を見せながら「自分が望んでいたものは何でもあった。毎日スシを食べ、シャンパン、ウィスキーもね」と語った。
刑務所の敷地内にある、家族が宿泊する施設での寝泊りを許されたという。もちろん、有料だが。また、信じられないことに、週末にはイタリア旅行に出かけたこともあるそうだ。
日本では刑務所は「矯正」という目的が強く、ここまでの自由はない。「金が唯一の言語」だとは悲しいばかりだ。