大統領候補の執念の長期投資が結実

 米国が財政破たんすることに賭けている投資家、いや共和党議員がいた。過去3度の大統領選にも出馬しているロン・ポール氏だ。実は金鉱株を最大で350万ドル分を16年間も保有しており、ここにきて執念の長期投資が実りそうだ。

 現在では珍しくなったリバータリアンを標榜する共和党の大統領候補ロン・ポール氏は。FRB(米連邦準備制度理事会)の解体論者で、小さな政府を是としてきた。

 米投資週刊紙バロンズによると、ポール氏が保有する主な金鉱関連銘柄は次のとおりだ(金額は保有額の上限、%は最近3年間のリターン)。
・ゴールドコープ   ~100万ドル 17%
・バリック・ゴールド ~50万ドル 15%
・ニューモント・マイニング ~50万ドル 12%
・アングロ・ゴールド ~25万ドル 19%
・IAMゴールド   ~25万ドル 57%

 明らかに、米国経済の破綻に賭ける投資シフトだ。自らの政治信念と投資信念が合致しているという一貫性。一般的には金鉱株は、金先物の次に資金が向かう先ではあり、今後さらなる上昇の可能性もある。

 ロン・ポール下院議員だが、78年に3度目の正直で議員に当選し、88年、96年、07年に共和党(88年はリバタリアン党)の大統領選に出馬。12年の共和党大統領候補にも名乗りを挙げている。

 米国の連邦債務上限問題でも、上限の引き上げ事態は何の解決にもならないと答えるなどしていた。インターネット上では人気が高いとされるが、下馬評そのものはあまり高くはない。

 もっとも投資の成功は喜ぶべきだが、やはり政治家になった以上は、金より大統領の方が欲しいだろう。


ロン・ポール氏

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