激戦区「埼玉」を制したのは今年もサイゼリア

 帝国データバンク大宮支店は、埼玉県に本社を置く外食企業468社を調査し、10年通期の売上高1位は昨年に続きサイゼリアだった。

 同社の調査によると、埼玉の外食産業で最も多い業態は「中華・東洋料理」で21.4%、次いで「酒場・ビアホール」14.7%、「日本料理」14.3%。外食企業の倒産は74社、最も多い業態が「すし」「酒場・ビヤホール」だったという。

 上位10社でも増収は4社、減収が6社と厳しい情勢だったようだ。効率経営で海外展開でも成功している埼玉の王者サイゼリアは、新規出店などをこなし2ケタ増。他、カッパ・クリエイト、ハイディ日高の上位は出店増で、売上増加を達成した。

 ただし、他は全滅というありさまで、唯一6位のホンダ開発は、本田技研グループの福利厚生子会社で、グループからの仕事を受注して何とか前年増を維持した。

 ◆外食産業売上高ランキング(順位、前年順位、社名、売上高、伸び率)
1(1)サイゼリア     962億円(11.9%)
2(2)カッパ・クリエイト 879億円(5.9%)
3(5)ハイディ日高    248億円(9.5%)
4(4)とんでん      231億円(-3.9%)
5(3)どん        220億円(-11.4%)
6(6)ホンダ開発     185億円(0.1%)
7(7)馬車道       164億円(-1.4%)
8(9)安楽亭       155億円(-0.9%)
9(8)アールディーシー  153億円(-5.2%)
10(10)山田食品工業   88億円(-6.7%)

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