「hulu」が日本を最初に選んだ理由


カイラーCEOとモデルの森泉さん
 まだ、日本で提供できるコンテンツ数が未知数である点について、カイラーCEOは「プラスアルファの展開として、日本のモノを加えていくことになります。具体的なタイトル、数は申し上げられませんが、現在、交渉中です」とするにとどまった。

 どの時点でどのくらいのモノが揃うのかは未定。新作などの配信のタイミングに関しては、DVDの発売とほぼ同じ時期になるという。

 ただ、地上波放送、衛星放送、CS放送という従来のメディアに加えて、ユーチューブをはじめとした動画投稿サイトも数多く存在する市場環境で、Huluならではのアクセスの良さで勝負する。

 カイラーCEOは「どこにいてもインターネットに接続できる環境であれば、即座に視聴することができます。きっと、日本でも大きな成功を収めることでしょう」と語った。

 また、NTTドコモとも独占マーケティングパートナーとして提携し、パナソニック、ソニーなどの対応テレビでも視聴できるという。

 2011年の売上予測は5億ドル(約383億円)だと予想されている(うち3億ドルはコンテンツ提供者に支払われる)。1前年から約2倍となっている。日本法人の目標数字は、非公開としたが、日本市場でも急成長できるかどうかが、今後の世界展開の試金石となる。

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