米アップルは、偽バイアグラ(ED治療薬)の取り締まりを担当した経験のある人材をファイザー製薬からスカウトしていたことが4日までにわかった。
これは、匿名告発サイトのウィキリークスが入手した資料で明らかになったもので、欧米各メディアが報道している。
製薬業界という畑違いではないかと思われるスカウトだが、これは中国などで手がつけられないくらいに増殖しているアップル製品、iPhone、iPadなどの偽造品に対抗するためだ。
スカウトされたのはドン・シュラハン氏で、過去には中国の偽バイアグラ工場などを追跡し突き止めるなどの成果をあげてきたのだという。
アップルは2008年まで、国際セキュリティ部門を持っていなかった上に、また、中国政府に要請をしても対策を取ってもらえないという状況もあり、どうしても獲得したかった人材だったようだ。
