世界最大のSNSフェースブックは7日、クリントン政権時に大統領首席補佐官を務めたアースキン・ボウルズ氏(Erskine Bowles)が取締役に就任したと発表した。
ボウルズ氏は、クリントン政権時に大統領主席補佐官などを歴任し、政界から退いた後はモルガン・スタンレーなどで取締役を務めていた。
創業者マーク・ザッカーバーグ氏は「政府、学界、ビジネスにおいて、組織作りで経験を積んできた。複雑な問題を解決していくための深い洞察力を持ち、フェースブックをより開かれたものにするために努力をしてくれるだろう」と話す。
ザッカーバーグ氏は組織作りへの貢献を強調しているものの、ロビー活動において民主党政権のみならず、学界など各方面にも顔が利くという点は大きいだろう。
No.2格のシェリル・サンドバーグ氏もクリントン政権時には、財務長官の首席補佐官を務めていた経歴を持っている。
フェースブックは、オンラインテレビNetflix役員のリード・ヘイスティングス氏も取締役に迎えられるなど、好人材を次々と獲得している。
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左からアースキン・ボウルズ氏、ビル・クリントン氏(2005年)