過去5年でどの株が最も高いリターンを得たのか。それはグリーンマウンテンコーヒーロースターズ(GMCR)で、3585%だった。
人気ヘッジファンドマネージャーのジム・クレイマー氏が7日、CNBCのレギュラー番組マッドマネーで紹介したもの。
GMCRは、06年9月12日の終値が2.805ドル。それが11年9月6日には106.51ドルとなっており、株価は実に約37倍に飛躍を遂げている。ちなみに時価総額世界一のアップルは01年から10年間で約40倍。その半分の5年で同程度で同水準まで上げていることになる。
なぜこれほどまでに飛躍を遂げたのか。元々GMCR社は、コーヒー豆を販売していたが、コーヒーメーカーの「キューリグ」を発売。コンパクトなサイズでオフィス、家庭を問わずに普及し、さらに自社のコーヒー豆も売れるという好循環を作り出した。
ちなみに、これを同社のサイトには「ウィニングコンビネーション」として紹介している。
◆マッドマネーで紹介された爆裂株(社名、ティッカー、%は5年リターン)
・グリーンマウンテンコーヒーロースターズ(GMCR)、3585%
・百度(BIDU)、1698%
・クエストコア・ファーマシューティカルズ(QCOR)、1576%
・プライスラインドットコム(PCLN)、1457%
ジム・クレイマー氏は「あなたは相場が信じられないのなら、まだ素晴らしい個別株を見つける可能性があります。すべての株がグリーンマウンテンや百度のようにはなりませんが、それを見つければ敗者の山を上回ることになるでしょう」と語っていた。
GMCRのIRより