グーグルがザガットサーベイを買収

 米インターネット検索最大手グーグルは8日、米ザガット・サーベイ(Zagat Survey)の買収を発表した。条件などは公表されていない。ローカル広告の充実を狙うグーグル、また一度は身売りが立ち消えとなったザガットの双方にとって利害が一致するディールとなった。

 ザガットは79年に、弁護士のザガット夫妻がレストランガイドを作成したのが始まり。専門家の評価ではなく、ユーザーの評価を基準として世界各地のレストランデータをカバーしている。08年に身売りが一部で報じられたものの、立ち消えとなっている。

 グーグルは、ローカル広告の拡充を目指しており、現在はグルーポンなどと競合する。だが、ザガットの買収によって、地図、ソーシャルメディアなど既存のサービスと合わせて有利に展開していくことが予想される。


ザガット・サーベイ創業者ティム・ザガット氏

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