国民生活センターは9日、10万円未満で購入できる安価なガイガーカウンター(放射線測定器)の、放射性セシウムを正しく測定できるかどうかテストを行い、9銘柄は自然放射線を正確に測定できなかったとする調査結果を発表した。
同センターによると、参考品を除く9銘柄は、照射線量率と測定値に相関がみられたが、総じて正味値が低く、ばらつきも誤差も大きいため、正確な測定はできなかったという。
また、インターネット通信販売サイトには、放射線を正確に測定できる旨の表示が見られたが、4銘柄は仕様に記載のある誤差範囲を超えていたそうだ。
消費者に対してのアドバイスは、今回テストした測定器では、食品・飲料水等が暫定規制値以下かどうかの測定はできない、としている。