ヘッジファンド会社TPGアクソン・キャピタルマネジメントのパートナー、ディンカル・シン氏が、愛娘が脊椎性筋委縮症を患ったことを機に私財1億ドルを投じた財団が、ノヴァルティスファーマと提携し、製薬開発に協力することになった。
公式サイトによると、シン氏は、ゴールドマンサックス勤務時代に、生後1歳7カ月だった愛娘が脊椎性筋委縮症に。04年にGSを退職し、同じ病気に苦しむ子供たちを支援するための財団を1億ドルを投じた設立した。
シン氏はNY、香港などで活躍し、東京などアジア地域でも実績を残してきたという。ただ、愛娘が大病を患ったことで退職。そして、2万5000人以上の子供が全米で、同じ病気で苦しんでいるという事情を知り、財団をスタートすることになったそうだ。
特効薬や、完全な治療法はないそうで、2013年にも製薬開発の試験を開始することが可能になるのだという。