パリの裁判所はこのほど、人種差別的発言をしたとして侮辱罪の罪に問われていた、クリスチャン・ディオールの著名デザイナー、ジョン・ガリアーノ被告(50)に、執行猶予付きの罰金6000ユーロの有罪判決を言い渡した。
ガリアーノ被告は今年2月、パリ市内でカフェにいたカップルに対し、人種差別的な発言をしたとして告訴された。すぐに、クリスチャン・ディオールのクリエイティブディレクターの解任された。現在はアルコール依存症の治療を集中的に行っており、この日は出廷しなかった。
ディオールの後任人事では、ルイ・ヴィトンのクリエイティブディレクターのマーク・ジェイコブス氏と協議を行うなどしているが、まだ空席のままとなっている。

有罪判決が出たジョン・ガリアーノ被告