アラン・グリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長は11日、ギリシャ財政破たんについて「全世界に影響を与える出来事は90%の確率で起きる」と予測した。
これは、メキシコで、大富豪カルロス・スリム氏の通信会社テルメックス主催のシンポジウムに出席し語ったもの。
地元メディアによると、グリーンスパン氏は、「欧州は単一通貨を持つことへの大きなコストを支払っている」と現状を話した。
そのため「ドイツをはじめ欧州各国は、ギリシャの債務支払いの一時停止を予想している。全世界に影響を与える出来事は90%の確率で起きるだろう」と話した。
一方、ギリシャ破綻による米国への影響は、比較的に少なく合理的にうまくやっていくのではないか、という見解を示した。