米ポータル大手2社、ヤフー、アメリカ・オンライン(AOL)がネット事業を統合することで協議が進んでいることがわかった。また、他にも大きな動きがあり、米ネット業界で大型再編が一気に動き出しそうだ。
米ウォールストリートジャーナルなどが報じており、ヤフーとAOLの統合、さらには、ヤフーを巡って、マイクロソフトとニューズコーポレーションがが共同で買収をしようとしている。そして、ヤフーはグーグルとネット広告事業で提携を発表している。
ヤフーは昨年、創業者ジェリー・ヤン氏からCEOを引き継いだキャロル・バーツ氏が任期途中で無念の電撃解任。直前には中国アリババとの確執が明らかにもなり、ヘッジファンド大手グリーンライトキャピタルがヤフー株を売却している。
さらに、ヘッジファンドのサードポイントが5%強までヤフー株を集めている。再編をにらんでの買い集めなのだろうか、との憶測も流れている。
そもそもは、マイクロソフトによる買収を阻止するためだが、それが大再編にまで発展している。