軽自動車大手スズキが、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)との資本・業務提携を解消する意向を示したことについて、VWは12日、「スズキは依然として魅力的な投資先」とのコメントを発表した。独立独歩を貫くスズキとは話がまとまりそうにない。
VWによる出資比率は約20%、連結に入らないギリギリのところで抑えられている。提携を締結した際に、スズキの鈴木修会長兼社長は「経営のことで人様にいろいろいわれたくない。それが俺の経営哲学」と語っていた。
ワンマン体制と言われる鈴木会長が他社から、経営に口出しをされるということは想像できない。一時は、後継者をVWから迎え入れることも考えているのではないか、と噂されたこともあった。
だが、VWの真意が見えにくい中で、どう決着するのか、着地点が見えない。