ギリシャ国債1年物利回りが136%に

 13日の欧州債券市場が大荒れが続いたままで、特にギリシャは1年物国債利回りが136%に上がるなど異常な水準となっている。

 ギリシャ10年物24.47%、2年物76.73%、1年物136.58%とそれぞれ利回りがついた。ドイツはすでに、ギリシャのデフォルト(債務不履行)説を打ち消したと伝えられているが、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)市場においても、保証料率が異常な高さとなっている。

 国際決済銀行によると、フランスの金融機関が最も多くギリシャ国債を保有しており、570億ドルとされる。次いでドイツの約340億ドル、イギリス約140億ドル、ポルトガル約102億ドルとなっている。日本は約16億ドルにとどまっている。ギリシャデフォルトという爆弾がいつ爆発するか、各国関係者も連日のように緊迫した日々を過ごしている。

 ギリシャ国内でも、国民の間では不安が爆発しており、不動産への課税案への抗議、さらには、公務員削減への抗議など、連日のように抗議デモが起きている状況だ。


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