クーポン販売2カ月連続減で下降トレンド入り

 8月のクーポン事業者の総販売額が、27億1148万円となり、前月の32億124万円から15%減少となったことが、クーポンジェイピーの調査でわかった。2カ月連続の大幅減は急成長してきた同業界では初めてで、下降トレンドに入ったことをうかがわせる。

 6月に過去最高の38億円超。そこから2カ月連続の下落で、日本でのクーポン市場は停滞期に入った。特にアマゾンギフト券などで首位に猛追していた2位のポンパレは3億円以上も売上を減らしたことが、業界全体にも大きく響いているようだ。

 バーゲンハンターのユーザー、さらには、自分が普段から使うサービスがクーポンになった場合にのみ利用するユーザーも多く、なかなか使い方が広まっていないようだ。

 また、そうしたユーザー動向から、提供する店舗でもリピーターが増えずに苦戦を強いられている場合も多いという。

 米国ではグルーポンが中国のスタッフを大量解雇という報道が出たり、また、新規株式公開を延期とも報じられるなど、勢いに陰りも見られる。

 ◆8月販売額(社名、販売金額、前月比)
1 グルーポン   12億1618万円 91%
2 ポンパレ    9億6318万円 74%
3 一休マーケット 1億688万円 107%
4 シェアリー    9741万円 109%
5 くまポン     7909万円 80%
6 LUXA     4585万円 109%
7 TOKUPO   3123万円 60%
8 トクー!ポン   3014万円 106%
9 ベネ!PON   1974万円 1106%
10クーポンバンク   1884万円 78%


グルーポン本社(シカゴ)

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