フェースブックがIPOを延期へ

 世界最大のSNSフェースブックの創業者マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が、2012年早々とも目されていた新規株式公開(IPO)を同年内後半に遅らせる意向を持っていることが15日わかった。

 英フィナンシャルタイムズによると、ザッカーバーグ氏は、このまま開発を続けていきたい方針で、また、せっかく集めた有能な社員が離れていくことを憂慮しているためだという。

 現在、フェースブックは株主500人以上を数えるまでになった。ただ、米証券取引委員会(SEC)のルールでは、500人以上になると上場企業と同等の扱いとされる。ただ、雇用拡大などを条件に特例が認められている場合もある。

 同社株は機関投資家にも人気があるものの、株主はほとんどが社員だという。IPO環境の良さや、機関投資家らの意向もあり、2012年早々にも新規上場するのではないか、と見られた。


マーク・ザッカーバーグ氏

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