一昨年の1位も「アノ人は今」状態の44位
09年ランキングトップだった自動車メーカー、比亜迪汽車（ＢＹＤオート）の王伝福（おう でんふく）総裁に至っては、業績の悪化で、今年は44位と大幅にランクダウン。去年と比べても王氏の資産は60％も縮小し、ランキングは32位も下降してしまった。
2つの富豪ランキングで同時に1位に輝き、注目を集めている梁氏でさえ、今後株価の下降から、資産を大幅に減らすのではないか、という予測が中国メディアで報道されている。
実際、富豪ランキング作成時（8月15日）、梁氏の所有株式価格は約482億元（約5800億円）、ところがその1カ月後、株価は時価総額、約418億元（約5030億円）と、約65億元（約770億円）も下降した。株価の動向によっては、梁氏の資産総額が大きく変わる可能性があるのだ。
中国市場への上場は、起業家にとって、一気に富豪に上り詰める夢の方法であると同時に、急激に資産を減らす原因にもなっている。
