11歳神童が大学に飛び級も裏金疑惑(中)

 中国・北京市の中国人民大学法学部に、雲南省出身の許恒瑞(きょ こうずい)君(11歳)が飛び級で入学し、話題となっている。人民大学では過去10年間で最年少の新入生。しかし、この神童、7歳にして父親からドイツ製高級車・アウディを買い与えてもらい乗り回すなど、大富豪の息子で、一部のメディアでは「裏金で合格したのではないか」との疑惑が出ている。また、法律専門家からも、「社会経験の不足」を指摘する声が出てくるなど、論争が起こっている。

 中国の大学入試制度は、毎年6月に行われる全国統一試験と、それに先駆けて各大学が実施する“自主招生”という制度がある。これは、全国のトップ校が独自に入学試験を実施し、優秀な学生を優先して入学させる制度だ。この自主招生という制度を利用して、多くの飛び級学生が誕生しているが、そのほとんどが理系の大学で、文系は珍しいという。

 これまでも10歳の少年が進学し「史上最年少」と話題になったが、理系の大学だった。というのも、理系の試験とは違い、法学部に関しては学生に“高度な社会認知能力”が求められているからだ。

 人民大学によると、試験は筆記、面接試験、専門家による面接による評価を行い、客観的で公正な審査が行われたというが、詳細な結果内容などは不明だ。この“自主招生”制度については、以前から“不明な部分が多い”という指摘が出ていて、今回の許君事件でも、その疑惑に拍車をかけた形だ。

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