ソロス氏が元部下を投資責任者に迎える

 著名投資家ジョージ・ソロス氏は、自身のヘッジファンド会社ソロス・ファンドマネジメント(SFM)の社員にあてた書簡で、かつて同社に約8年間在籍したスコット・ベッセント氏を投資責任者である最高投資責任者(CIO)に迎えると書いた。

 米時間19日に同社の社員あてに書かれた書簡の文面によると、スコット・ベッセント氏は、SFMで1991~2000年まで働いたことがあり、ロンドンオフィスで8年間、グローバルリサーチのヘッドなどを務めた。

 退社後は、ロンドンやNYのファンド会社でパートナー、ディレクターなどを歴任していた。今後は、ソロスファミリーの資金や財団関連の資産を運用していくことになる。

 また、会社の代表者は長男のジョナサン・ソロス氏とし、実質的な運用はスコット氏にすべてを委託するという形で、ソロスファミリーは実態として「君臨すれども統治せず」になる。

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