大王製紙御曹司の「エリエールより軽い1万円札」

 大王製紙の創業家出身で、連結子会社から80億円以上もの借入をし会社を追われた井川意高会長(47)だが、ラスベガス、マカオ、銀座、六本木などでの豪遊ぶりを週刊文春9月19日号が報じている。

 「エリエールより軽い1万円札」との小見出しは冗談には聞こえない。同誌によると、マカオのカジノに総額20億円の出資をしたが依頼者に逃げられたり、また、東大在学時には父親の金で銀座の高級クラブで豪遊したりしていたそうだ。

 また井川マネーは、政界、芸能界をはじめあらゆるところで無尽蔵に飛び交っていたともいう。

 しかし、それでも80億円もの大金を今の今まで、表ざたにできなかったのは上場企業のガバナンスとしては甘すぎると批判されても仕方がない。グループ内部からの指摘でやっと発覚したという。

 これも、大王製紙は、中興の祖である意高会長の父である2代目高雄氏の威光が強いということがあるのだろう。

 とりあえず癌は切った現経営陣。外部の調査委員会を設置して、刑事告訴も視野に入れているというが、果たしてそれは本気なのか。

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