1年でトップ2人解任のHP、新CEOにホイットマン氏

 米コンピュータ大手ヒューレット・パッカード(HP)は22日(現地時間)、レオ・アポテカー最高経営責任者(CEO)が退任し、米ネット競売大手イーベイの元CEOメグ・ホイットマン氏を任命すると発表した。

 HPのレイ・レーン会長は「会社はひじょうに重要な局面にあり、高い資質を持ったトップが必要だ」と述べた。

 トップ解任はここ1年間で2人目。昨夏にはマーク・ハード氏が、女性社員との不適切な関係を隠すために虚偽の経費を請求するなどしたとして解任。アポテカー氏も度重なる業績の下方修正が続き、パソコン事業から撤退を発表せざるを得なくなり、もはやCEOとしての資質に疑問符がついていた。

 また、遡って05年には、名物社長カーリー・フィオリーナ氏も業績低下によって職を追われた。

 ホイットマン氏は、イーベイを世界最大のネット競売会社に成長させた名物女社長。HP取締役にもついており、一部では次期CEOとも目されていた。


メグ・ホイットマン氏

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