auからiPhone5発売のダメ押し報道

 アップルの次期スマートフォン端末iPhone5が、日本ではKDDIからも発売されると報道した日経ビジネスが29日、電子版で「発表準備が最終段階に入っていることをうかがわせる」とダメ押しするとともに、採用した場合の死角にも踏み込んでいる。

 先日行われたauの新製品発表会見で、田中孝司社長が「ノーコメント」を貫いたことを「発表準備が最終段階に入っていることをうかがわせる」とした。

 ただ、同時に「通信網の余裕は2~3年だけ」と不安要素にも踏み込んでいる。米国でも定額の維持ができなくなったが、日本国内でも第3世代携帯電話通信網では全トラフィックの半分も収容できなくなるという。そこに、iPhone5が加わると、どうにもならなくなることは目に見えている。

 KDDIの株価も発表後は下げに転じているのは、こうした不安を織り込んでいると見る向きもある。

 また、ユーザーレベルでは、小飼弾氏がWIFIを使って実験を行い、その成果をブログで「乗り換えるまでの魅力があるかどうかは微妙」としている。

 そうした不安が募る一方で、iPhone5の発表が行われると見られる日本時間の10月5日は着々と近づいている。

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