シルバー精工の民事再生法受理される

 ミシン製造のシルバー精工は27日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、受理されたと帝国データバンクが発表した。一時は売上高140億円まで達したが、需要が減少して業績が下降した。今年1月に東証1部を上場廃止。負債は約12億7226万円に上る。

 同社は、1952年設立。ミシンなど織物機などを手掛けて、91年3月期の年売上高は約140億7600万円を計上していた。近年は需要減退のために業績が悪化し、最終損益は赤字が続いていた。今年1月には銀行取引の停止となり、上場廃止にもなった。個人投資家の間では「仕手株」として人気があった。

 債権者説明会が、第一東京弁護士会講堂(東京都千代田区霞が関1-1-3弁護士会館)で10月4日午前10時から行われる。

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