アリババ馬会長がヤフー買収に強い関心

 中国Eコマース大手アリババ・グループの馬雲(ジャック・マー)会長は9月30日、米インターネット大手のヤフーの買収に強い関心を示した。

 これは、米カリフォルニア州のスタンフォード大学で行われた講演会で述べたもの。アリババは米ヤフーから出資を受けている。

 NYタイムズによると、馬会長は「ヤフーにはひじょうに強い関心を持っている。(ヤフーの買収について)関心を持っているのは私たちだけではないが、すでにヤフーとは協議をしている」と話したという。

 ヤフーは現在、キャロル・バーツ最高経営責任者(CEO)が退任し、新体制を構築中だが、取締役会は今後の戦略的なオプションの一つとして、売却も考慮に入れて検討していることはすでに伝えられている。

 ただ、アリババの馬会長とヤフーの間にはいまだに埋めきれていない溝があるのも事実。かつて、共同出資した、オンライン決済会社アリペイ株を、アリババが馬会長の個人会社にこっそりと移していたことで、関係は悪化したままでもある。

 この疑惑のディールに関しては、米大手ヘッジファンドのグリーンライト・キャピタルのデビッド・アインホーン氏が指摘し、ヤフー株投資から撤退している。

 その一方で、ここにきてのネット業界再編の動きを察知した大手ヘッジファンドのサード・ポイントのダン・ローブ氏がヤフー株5%を取得するなど、ヤフー株を巡っては様々な思惑が渦巻き動きが活発になってきている。

 アリババが名乗り出たことで、一気に動き出しそうでもある。


アリババの馬会長

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