米NYタイムズ著名記者が1億円オファー蹴る

 米大手紙NYタイムズの著名コラムニスト、ニック・ビルトン氏(Nick Bilton)が、米大手ネットワークCBSから150万ドル(約1億1500万円)の移籍オファーを断っていたことが3日わかった。

 アンクランチドによると、ビルトン氏はCBSから年150万ドルでの移籍オファーを受けたという。条件としては、グループ会社CNETへの寄稿、CBSでのコメンテーターとしての出演などだったという。さらには、著書出版の権利も得たかったのではないかと見られる。

 ビルトン氏は、NYタイムズのITページ「ビジネス・デイ・テクノロジー」のコラムニストで、元々はウエブデザイン会社「The Visual Mafia」を起こし、04年からNYタイムズに寄稿を始める。09年からはリード・テクノロジーライターの肩書となり、同じくNY大学の非常勤講師も務めている。

 現在、ウォール・ストリート・ジャーナルのオール・シングズDや、CNETをはじめ様々なIT系メディアが存在し、また、最近では専門外のサイトでもITの話題が多くなるなど競争過多となっているあたりに、時代の変遷を見ることができる。

 ウエブデザイン、インターフェースなどの専門的な知識があるビルトン氏はぜひとも欲しかったと見える。


ニック・ビルトン氏(公式サイトより)

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