日経平均下げる中で日本株ファンド立ち上げ

 モルガン・スタンレーMUFG証券を退社したアレクサンダー・キンモント氏が、日本株に重点を置くヘッジファンドをスタートさせることが、ブルームバーグの報道でわかった。02年に日本株式市場を評価しない「日本の非重要性」なるレポートを発表しただけに、今回の動きは注目される。

 日経平均株価は4日の場中で、一時は8400円を割る場面が出てくるなど悲観一色。しかし、キンモント氏は同社の取材に「日本は数十年ぶりに割安となった」と動機を説明している。また、厳しい環境の今こそが、大きなリターンを反映できると見ているようだ。

 日興シティグループに在籍していた当時は、日本をデフレの実験場と指摘してが、09年にモルスタに移籍してからは日本市場担当ストラテジストとして、日本株については強気、もしくは楽観的な見通しを示すようになっていた。

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