著名デイトレーダーの三村雄太さんが、スタートから10年で資産10億円を突破したことが11日わかった。
日刊SPA!のレギュラーコラムの中で明らかにしている。口座ごとの内訳は、楽天の口座が9億2496万9543円、SBIの口座が4113万911円、SBIのCFD口座は含み益込みで5916万1880円。
10億円に到達したのはグリーの取引だという。ライバルのDeNAよりも株価の上昇率が2倍以上だったために、高すぎると判断して空売りし、約1000万円の利益を上げることができたという。
特に空売りの判断には冴えを見せている。三村さんはかつて、ゆかしメディアの取材で、GSユアサコーポレーションが09年に爆騰したことについて触れ、3億5000万円も売りで仕込んで、一時的に1億円以上の含み損が出たものの、最後はきっちりと勝利を自分のものとしたトレードなどを披露していた。
「加熱相場だと思っていても、参加者はその場の空気に飲み込まれてしまう。そして、後になって、そのことに気が付く」
三村さんはこう話していたが、いかに冷静にトレードできるかどうか、それが勝敗を分ける。
三村さんは、名古屋出身の27歳、学生時代からデイトレードをはじめ、その後は上京し都内の大学院で学んだ。