自由になるお金である剰余金を760億ドル(約5兆9000億円)も持つ、米アップルが、もしも、株主配当を実施したらどうなるか。
IT企業は、配当を出すようになったら終わりだ、という風にとかく言われがちだ。米マイクロソフト、さらには日本で言えばヤフーも株価の上昇余地がなくなってから実施し始めた。
アップルは剰余金760億ドル以上あり、現在の時価総額を1株385ドルで換算すると、3550億ドル(約26兆円)になる。
年間2%の配当利回りを実現するとして、71億ドル(約5445億円)になる。1%でも35億ドル(約2684億円)となる。
ちなみに第3四半期の純利益が73億ドルだった。今後も純利益が下がっていくということは直近ではまず考えにくい。剰余金に手をつけなくても、好配当は可能だ。