すき家深夜2人体制で、38億円負担増、利益の8割を圧迫?

 大手外食チェーン「すき家」などを展開するゼンショーは13日、多発している深夜の強盗対策について、年末までに全店舗の60%、今年度末までに全店舗を目標に深夜の複数人数での勤務体制を行うようにすると発表した。ただ、人件費が経営を圧迫することが大きく懸念されている。

 過去2年は、録画機能付きの防犯カメラをセットしたり、一部の店舗で券売機の導入したりするなどしたが、効果は現れたとは言いにくく、複数人数での勤務シフトを敷くことになった。

 すき家は、レジが1台でしかも出入口の近くにあり、深夜は店員1人という体制で、強盗から狙われやすい条件が整っていた。

 ただ、コストを嫌ってこの日の東京株式市場で、ゼンショー株は前日比47円安の971円となっている。

 実際に、全店舗で2人体制にした場合は、どのくらいのコスト増になるのか計算してみた。仮に深夜の午後11時~午前6時まで全国約1500店舗を2人体制にする。

 時給を仮に1000円で計算すると、1店舗あたり年間で255万5000円の経費増額。さらに、これを全国約1500店で行うと、年間で総額約38億円の人件費がかさむことになる。

 平成23年3月期のゼンショーの純利益は47億円。利益の8割を圧迫することになる。

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