欧州で新たなストレステストを行った場合に、91行中の少なくとも50行が不合格となる、との見通しを米金融大手ゴールドマンサックスが示したことが14日、ロイター通信の報道でわかった。
その場合には資本不足額は1390億ユーロに達する見込みだが、欧州銀行監督機構(EBA)が、合否判断基準を7%から9%に引き上げたとしたら、資本不足額は最大2980億ユーロに上る可能性がだという。
EBAは、早急に資本増強ができるように、再編を強制化するなどの仕組みづくりを急いでいる模様だ。ただし、域内の銀行を資本増強しただけで、問題は解決できるかどうかはわからないとも見られている。