オリンパス騒動の闇を解任社長が語る

 オリンパスのマイケル・ウッドフォード社長(51)がわずか半年で解任されるというニュースが先週飛び込んできた。その理由を「独断的な経営手法で経営陣の間でかい離が生じた」と会社側は説明。だが、英FT、米WSJなどはウッドフォード氏の言い分を掲載しており、両者の説明に大きな違いがあることに気づく。

 まずオリンパスの発表では、経営陣の間で経営の方向性について大きなかい離が生じたのが理由だという。日本のメディアは、奥歯に何かが挟まったような言い方で、理由ははっきりしないなどと報道している。

 確かに、ウッドフォード氏は取締役会への出席要請の代わりに「空港へのバスを予約しておくように」と告げられたという。また、メディアとの接触機会を与えられなかった。記者会見は、菊川剛会長(70)が主導のもとに行われている。

 そこで、英FTのインタビューでは、次のように答えている。

 オリンパスが06~08年の間に、英国の医療機器会社Gyrusの買収を行ったが、この案件において、アドバイザーに支払った10億ドルに対して、菊川会長らに疑問を投げかけたという。他の案件も含めて、13億ドルの株主価値を棄損していると主張している。

 皮肉にも会社側が言う、経営の方向性について大きなかい離が生じたことに間違いはない。だが、前社長が言う、動いた1000億円以上の巨額の資金が適切かどうか、説明がなされるべきだろう。

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