史上初の10億円選手誕生も、日ハム・ダル投手

 プロ野球日本ハムが、ダルビッシュ有投手(25)に、年俸10億円で引き留める用意があることが18日、わかった。ダル投手の現在の年俸は5億円(推定)。実現すれば、日本のプロ野球史上では初の10億円プレーヤーが誕生することになる。

 球団の大社啓二オーナーが、スポーツニッポンの取材に対して語ったもので、今季オフにもポスティングで米大リーグ挑戦を目指すダル投手の引きとめに、日本プロ野球史上初の10億円を用意したいのだという。

 近年は、大リーグも選手獲得費用を抑える傾向にあり、ポスティングでも買いたたく例もある。松坂大輔投手が06年オフにポスティングで、約5111万ドル、6年契約5200万ドルとなった。だが、昨年オフの岩隈久志投手は、入札額は1910万ドル、4年契約で1525万ドルとなっている。

 さらに、円高、日本の投手があまり活躍していない現状もあり、日本選手にとっては大リーグ移籍は不利な条件がそろう。

 もしも、大リーグの提示条件が悪ければ、日本プロ野球史上初の10億円プレーヤーという名誉を取る選択肢も生まれたことになる。

 ◆プロ野球選手年俸ランキング(金額は推定、敬称略)
1 ダルビッシュ有 5億円  日本ハム
2 ラミレス     4.5億円 巨人
3 岩瀬仁紀    4.3億円 中日
3 小笠原道大    4.3億円 巨人
5 阿部慎之助 4億円  巨人
5 城島健司    4億円  阪神
5 和田一浩    4億円   中日
5 藤川球児 4億円  阪神
9 林昌勇      3.6億円 ヤクルト
10 金本知憲    3.5億円 阪神


ダルビッシュ有投手

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