内閣府の園田康博政務官(44)が、このたびの東京電力との合同記者会見で福島第一原発の汚染水を「パフォーマンスではなく、必要であれば、この場に取り寄せて飲水します。厭うもりはありません」と語った。
園田政務官は、福島第一の5、6号機の滞留している水を散水することを示し、それが本当に安全なのかどうかということになり、記者団から、では飲めるかと話がエスカレートした。
政務官は「決してパフォーマンスで申し上げたのではない。安全性を示すには、それがベストであるとするなら、この場に取り寄せて、飲水する」と述べた。
菅直人前首相は、厚生労働相時代にカイワレを食べた。野田佳彦首相も福島の米でできたオニギリを食べた。
会見では「園田さんは前例を踏襲される方、どうですか」などと促された。本当に前例を踏襲しても良いのかどうか。
政務官の言うように飲むことが「ベスト」とは思えない。さすがに、ただちに影響があるのではないか。
この発言を受けて、ツイッター上で福島第一の現場作業員だとして人気があるハッピーさんは「飲んで大丈夫なわけないよ。淡水化処理のRO膜通過してもストロンチウムがたくさん残ってて現場もβ線対策で大変なんだ」とつぶやいている。