愛車フェラーリのリセールで損をしないために

買い取りのトラブルが後を絶たない


買い取りトラブルはあなたの周辺でも起きている
 「いつまで経っても現金が約束どおり振り込まれていない」「査定と称して車を持ち逃げされてしまった」「名義変更はしたはずなのに、警察から駐車違反を知らせる電話がかかってきた」。高級車の買い取りを業者に信頼して任せたのに、こんな被害に遭った人の話は枚挙に暇がない。
 
 その車のブランドが持つ哲学に共鳴して購入した高級車。長年乗るほどに色々な思い出が染み付いて愛着が沸いてくる。だからこそ、トラブルなくちゃんとした査定をした上で早く現金化したいと思うのは、すべてのオーナーの共通認識だ。

悪徳業者の見分け方


悪徳業者を見抜かないとエライ目に遭う
 被害に遭った経験もある高級車オーナーから集めた声を総合すると、悪徳業者の代表的なパターンをまとめてみた。オークションで高級車を多く仕入れている業者は、そのマージン分を買い取りの際に査定から引いて回収している場合が多い。相場を知らないオーナーに、ウソの査定相場を教えて信じ込ませる。
 
 また、もっとあからさまな業者は「メーターを戻している」「事故車両だ」などと難クセをつけて査定を無理やり下げる。マナーが悪い査定担当者はやはりトラブルを起こす可能性が多いともいう。またそんな査定担当者に当たるとトラブル以前に、オーナーが気分を害するのは言うまでもない。何かしら違和感を感じた段階で早目に話を白紙に戻した方がいいだろう。

現金化までのフロー


必要書類を自分で揃える以外は業者が代行
 ここまでの注意事項を踏まえた上で、一般的な現金化のフローは以下のようになる。
(1) 実際に車の査定
(2) 警察署での車庫証明書の発行
(3) 車検証、印鑑証明、実印、自賠責保険、譲渡書類、委任状をそろえる
(4) 国交省陸運局に申請
(5) 現金化

 信頼できる業者であれば、ここまですべての手続きを代行してくれ、最短1日ですべてが完了する(必要書類はオーナー本人が用意)。この基本手続きの流れを知っておくことも騙されない上で重要となるので、おさらいしておいてもいい。

リセールバリューではフェラーリが断然強し


リセール市場はフェラーリが依然強い
 また、車種に関する知識もつけておいた方が良いだろう。日本でも断然のブランド力を誇るモータースポーツ界の王者フェラーリが断然強い。またアストンマーチン、ポルシェ、AMGなども人気は高く値崩れはなかなかしないという。買い取り価格を決める重要な要素はズバリ「ブランドと型」。悪徳業者が査定を下げようとして「今は不景気ですから、売れないんですよ」などという言葉を使う場合もあるが、これはウソ。簡単に信用してはいけない。経済環境よりもブランドと型が優先するということも知っておこう。それだけで、少なくとも、あなたが悪徳業者に騙されて泣くことはなくなるだろう。

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