米ポータル大手ヤフー買収が水面下で繰り広げられる中で、検索最大手グーグルも手を挙げた。
米ウォールストリートジャーナルによると、グーグルは投資ファンドを巻き込んで、ファイナンスに関する協議を進めている、と関係者が匿名で語っている。
狙いとしては、通常のディスプレイ広告の強化で、ヤフーを抱きこむことでこの分野ではナンバー1を獲得することもできるために、メリットは大きいと見られている。
ヤフーを巡っては、中国アリババ、米マイクロソフトなどがすでに名乗りを挙げているとされている。将来的な再編を睨んで、すでにヘッジファンドなどにヤフー株を買い集める動きも目立つ。
グーグルにとってプラスの面もある反面、買収合戦が激しくなって価格が高騰すれば、検討の段階にとどまる可能性もあるのではないかという。