世界一の大富豪は実はリビアの故カダフィ大佐だった。推定資産は2000億ドル(約15兆2000億円)で、フォーブス長者番付2連覇のカルロス・スリム氏の633億ドル(約4兆8700億円)の3倍以上という圧倒的な金額だ。
米LAタイムズによると、カダフィ大佐の資産は、各国の銀行や証券類、さらには金塊などを含めれば推定で15兆円以上という見積もりになるのだという。
IMF(国際通貨基金)の資料では、リビアは金を約144トン保有しており、これだけで6000億円以上の価値があるとされている。
また、国連決議などを経て、どこに投資されているのか大規模な調査も行われ、英経済紙フィナンシャルタイムズの発行元、サッカーの名門ユヴェントスなどにも出資された形跡が残っていたこともわかっている。
中東の指導者にありがちな油田の権利や、その他の産業の権利もすべて国家やファミリーの管理としていたことで、蓄財されていた模様だ。この凍結資産はリビア政府に返還されることになるだろう、としている。
カダフィ大佐